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今回は世界的にも認められている心理学的角度から、精神的に辛い時の抜け出し方10個について前半と後半に分けて解説しています。こちらは後半です。セキララゼクシィの私が監修した記事について詳しく解説しました。少し専門的な話となりますので、ゼクシィの記事と併せてご覧ください。また、前半ご覧頂いてない方はそちらもチェックしてみてくださいね。

Contents

1 過去のどの部分が今の自分にどう影響を及ぼしているかを自分と向き合って見つめる
2 過去に心の傷を受けたと感じる辛い場面を思い出しそれを癒やしてあげる
3 辛さに対し「執着している」と認識しその執着を手放す
4 禁断症状は起きると認識し、それに負けて逆戻りすることのないようにする
5 「自分なら出来る」と、自分を信頼する

過去のどの部分が今の自分にどう影響を及ぼしているかを自分と向き合って見つめる

【方法】過去に一番辛かったのはーーだ。そして、それはなぜか、これをどんどん深堀して紙に書き出します。しっかり過去と向き合うことが大切です。(出来れば専門家の力を借りるのが一番良い)そして過去の影響に気付いた時は、今後に活かす手がかりとして冷静に受け止めるだけでいいです。
⇒幼少期の親子関係や自分の精神的成長に大きな影響を及ぼす人との関係性で、人間関係の基礎的な部分は作られます。ただそれだけではなく人の性格は50%は遺伝子で、残り50%は環境や接してきた人たちで決まると言われています。過去の心の傷や、得ることの出来なかったものへの渇望は無意識の中に抑圧されて、自分でもコントロールできないほどに生々しく強い感情として心の奥底に眠って、いつまでも精神と肉体に大きい影響を与えると言われています。
恋愛関係で言えば90対10の法則があり、異性関係の中で経験する様々な説明のつかない精神的混乱は、その原因の90%は自分の過去に経験があり、現在が関係しているのは10%程度という心理学者のジョン・グレイの考察もあるほどです。

過去に心の傷を受けたと感じる辛い場面を思い出しそれを癒やしてあげる

【方法1】自分自身について考えたり、誰か信頼できる人に話して受け止めてもらったり、リラックスした状態で自分の考えをまとめる事が効果的
【方法2】ひどい場合は、自己催眠的な方法があります。リラックスした状態で目をつむり、その場面を体の感覚から思い出しそこに今の自分を立ち会わせ、過去の自分に対して優しく抱きしめて慰める。更に、その場面にいる辛い思いをさせている他の人に言いたくても言えなかったことをはっきり言い、全て言えたと思ったら目を開けるといった事をし、それによって過去からの影響力をコントロールし、辛さを和らげることが可能となる。
⇒心の傷を受けた、辛いと思う場面を心の中で再現する事で、無意識でしか感じていなかった強烈な辛さ、怒り、孤独などの負の感情がある事を認識し、その場面を上書きすることでその苦しみを軽減させることが可能となります。辛いことに蓋をしても辛い事には変わらず、いつまでも心に残るため認識の上書きを行うということです。

辛さに対し「執着している」と認識しその執着を手放す

【方法】認知療法の応用で「ーーしなければ、自分の存在価値はなくなる」という思考は「ーーできたら、相手は喜んでくれるだろうから、自分も嬉しいが、相手が喜ばないことや、出来ないこともあると思う。それは仕方ない」など、自分の認知を上書きさせる事を考える
⇒何かに対してしがみつく事により辛さからくる視野狭窄な考え方や、義務と脅迫から自分を捨て去り自分を苦しめる事から認識を捨て去ることで、抑圧や苦しみから自然に自分を解放させることが出来ます。

禁断症状は起きると認識し、それに負けて逆戻りすることのないようにする

【方法】このケースでは「これをしたくなる。」というものを認識し、それが出てきたら、違う事に思考を持って行くなどして、意識的に引き戻さないようにする。例えば、尽くしたくなる、刺激的な恋愛を求める、新しい事を見つけにいく、新しい職場を求めにいくなど
⇒辛さから抜け出す過程には必ず禁断症状やリバウンドのようなものが起きますが、それはその人が辛さを生み出す根本原因となり癖になっている可能性が高いです。これに負けて楽だからと同じ思考や行動をしてしまうと、辛さの原因解決が出来ずいつまでも引きずって過去に戻ってしまい、不幸癖を持つようになってしまいます。今迄自分の中で作り上げられたコミュニケーションを始めとする、様々なパターンが変わることを無意識のうちに避けようとして、元々の不幸で辛いパターンになるように、思考が禁断症状のように動くということが起きるのです。

「自分なら出来る」と、自分を信頼する

【方法】小さなことでいいので、確実に成功しそうなことから始める。期間限定で決めて何かをする。自分の気持ちや行動を日記にするなど
⇒人間の思考はネガティブな事に引っ張られるように出来ている上に、変化しない様に考える思考があります。これは、進化心理学として生き抜くために必要な部分だからこそ、変わることに踏み出せないのです。ですが、それをしていたら辛さからいつまで経っても抜け出す事も出来ないばかりか、その根本原因を解消することも不可能になります。まずは自分なら出来ると信頼し踏み出すことで、辛さから抜け出す一歩が始まります。

以上が、世界的にも認められている心理学的角度から、精神的に辛い時の抜け出し方10個の後半5個でした。

詳細はこちらのYouTubeでも話していますので、ぜひ、こちらも併せてご覧ください。

不幸癖婚活